アトリエ黒ボックスの
金継ぎ・呼継ぎ教室
ご挨拶
「漆」は自然界最強の接着剤として古くは縄文時代から使われていました。
江戸時代には、壊れた器を漆で修復し金を蒔き、新たな景色として愛でる「金継ぎ」という美意識を作り出しました。
当教室は、合成樹脂を使わない日本古来の本漆による修繕法で金継ぎを行いますので、とても時間がかかる事をご了承下さい。
初心者は基礎から技術を学びますが、単に修理修復だけでは無く「割り直し」と言う新たな金継ぎの線を表現する事も学びます。
金継ぎ技術を習得した後は「呼継ぎ(よびつぎ)※」にも挑戦出来る事が、当教室の一番の特徴です。
金継ぎは欠けたり割れたりした器をより美しく修復する技術ですが、呼継ぎは何百何千とある陶片の中から厚み・反り・色の組み合わせを選び手間と時間をかけて組み上げて行く創造的表現です。
色々な陶片がどこからともなく呼び合うように集まり、足らぬところを補い合い、新たな器を生み出す事から江戸時代に「ヨビツギ」と言われ、庶民の間で始まった文化です。
昔の遊び「貝合わせ」同様に「お互いに離れがたいもの同士が呼び合う」と美濃地方(岐阜)では呼継ぎを「一度くっついたら離れない」と嫁入り道具に欠かせない縁起物として使われていました。
しかし、明治~昭和の高度経済成長とともに呼継ぎ文化は消滅してしまいます。
呼継ぎは手間と時間がかかりコスパも悪いですが、モノ作りの原点、遊び心や現代人がが忘れてしまった大切な何かがある気がします。
あなたも世界に一つだけの器作りに挑戦してみませんか。
手間と時間をかけて完成した時には無情の喜びが待っています。
入会案内
料金
入会金:22,000円 (定員15名)
受講料:回数券 5枚綴り33,000円(初回のみ 29,000円)
ご自身の都合に合わせて参加出来るチケット制です(有効期限2年間)
道具一式:オリジナルセット17,500円(金粉・銀粉は別途時価)
教室では本漆を使用しますので、体質によりかぶれる方が居ります。
教室
13時~16時30分(片付け含む)
※当教室は一般的な教室より3時間半と長く、4~6人の
少人数制と丁寧な指導で約2回分の作業が出来ます。
更に、金継ぎ作業中の器や道具を教室に置いておけます。
手ぶらで来て手ぶらで帰れます。
開催日
第1木曜日 第3木曜日
第2水曜日 第4水曜日
第2土曜日 第4土曜日
今月・来月の教室予定
9月25日 28日
10月3日 9日 12日 17日 23日 26日
入会方法
一度教室のある日に見学してから入会手続きを致します。
教室 13時~14時の間 金継ぎ・呼継ぎの器をお見せしながら丁寧な説明を致しますので、ご希望の方は教室の前日までに下記のメールにてご連絡下さい
テキスト
教室にて2200円でご購入できます。
ゼロからの金継ぎ入門:器を蘇らせる、漆の繕い
伊良原 満美 (著), 中村 真 (著・当教室金継ぎ講師)
教室にて1000円でご購入できます。
美術家 山倉研志の呼継ぎ
山倉 研志 (著)
金継ぎ作品
Gallery
呼継ぎ作品
Gallery
生徒作品
Gallery